TFX、日本初となる NASDAQ-100 指数の 正式 ライセンスを取得した 取引所CFDを上場
TFXは、取引所CFDとして日本で初めてNASDAQ-100(ナスダック-100)指数の正式ラ イセンスを取得した。同指数を対象としたCFDの追加上場により、日本の投資家のグローバ ル市場への投資機会は更に拡大することとなる。
日本の金融市場における重要な役割
東京金融取引所(TFX)は、金融商品取引法に基づく免許を受けた取引所で、1989年に短 期円金利を取り扱う「金融先物取引所」として設立された。1980年代以降の金融自由化に より、円金利市場は、国内外からの市場参加者で賑わい、グローバルの大手金融機関や機関 投資家との強いネットワークを築いた。
2007年の金融商品取引法施行に伴い、より幅広い金融商品を取り扱う「金融商品取引所」 として生まれ変わった後も、先物取引に関する知識・経験と世界的なコネクションを活用 し、新たに取引所為替証拠金取引「くりっく365」(取引所FX)および取引所株価指数証 拠金取引「くりっく株365」(取引所CFD)をスタートさせ、個人投資家から機関投資家ま で、より多くの顧客層へより広範な商品を提供する金融インフラとしての地位を強固なもの にした。
近年では、約定から清算までを担うインハウス型の清算機関として培った30年以上の経験を 活かし、日本のFX市場の更なる健全性確保のため、店頭FXのカバー取引を清算する「FXク リアリング市場」を開設。TFXはこの枠組みを様々な取引の清算に活用すべく検討を重ねて いる。
投資家のニーズに誠実に対応
取引所CFDとして日本で唯一、正式なライセンスを取得
日本におけるFX取引が世界最大の市場規模であることはよく知られている。TFXは、取引 所FXとして透明性や安定性、公正性のある市場づくりに注力し、日本のFX市場における現 在の地位を確立した。また、TFXは、2010年に日本における先駆者のひとりとして国内外 の株価指数を対象としたCFD市場を開設した。その市場は、開設からおよそ10年で口座数 48万4,000口座、日次取引高1,530億円へ大きく成長し、日本のCFD市場の50%近くの シェアを持つ。そして、TFXのCFD市場は現在もなお、成長を続けている。
TFXは、投資家の多様なニーズに応えるべく、国内のみならず海外にも広く目を向け、新た な投資機会の提供を模索し続けている。TFXは『本物』、つまり公的な取引所が取り扱う商 品としての正当性や分かりやすさにこだわり、更なるラインナップを拡充していく。2022 年2月に上場する待望の商品、NASDAQ-100も例外ではない。TFXは、CFD取引として は日本で初となる、そして唯一のライセンシーである。NASDAQ-100は、米国Nasdaq市場に上場する金融以外のセクターで、我々の生活にも 大きな影響を及ぼすイノベーションを駆使した最先端企業約100社で構成された株価指数で ある。同指数への投資を通じて、世界の最も革新的な企業の動きを捉えることができるだろう。
この度、Nasdaqの全面的なサポートのもと、当社の「くりっく株 365」にNASDAQ-100を上場することができ、大変嬉しく思って います。NASDAQ-100を追加することによって、利便性が向上し、投資家の皆様にさらなるメリットを提供できると考えています。
- 株式会社東京金融取引所 代表取締役社長 木下信行