Finding Depth to Inform Markets of the Future

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受け世界中がロックダウンを実施した結果、ウォール街では予想だにしなかった現象が起きました。「個人投資家の台頭」、すなわち新規の個人投資家による株式市場への大規模な参入が突如発生したのです。2021年1月、米国では約600万人の人々が証券取引用アプリをダウンロードするなど投資に対する人々の関心はとても高まっていましたが、そうした結果、株式とオプション取引における1日の出来高は月間平均で過去最高を記録しました。2021年は年間でみても、米国の株式取引の1/3を個人投資家が占めるという現象が複数回発生しました。興味深いことに、この「個人投資家の台頭」という現象はグローバルなトレンドであり、アジア太平洋地域全般にも非常に大きな影響を与えました。

多くの個人投資家がオンライン証券会社を通して取引を行うなか、投資情報へのアクセスの重要性はこれまでにないほど高まっています。このホワイトペーパーでは、Nasdaq TotalViewを通じて提供される板情報を用いることで、なぜ投資家がより高いレベルで投資判断を行うことができるようになるのかを説明します。

Nasdaq TotalView は市場の奥底までを見通すことができる、非常に有用性の高いデータを備えた最高のデータセットです。Nasdaq TotalViewはナスダック取引所やニューヨーク証券取引所を含む全米すべての上場株式について、ナスダック取引所における最良気配やすべての価格帯の板情報を表示することが可能です。

そのうえ、Nasdaq TotalViewはナスダック取引所における寄り付きや引け注文の動向（ネットオーダー・インバランス、NOII）のほか、新規上場（IPO）銘柄について初値が決定する前の注文動向のデータも提供します。

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